俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第3話『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』

まさか3話で最終回とは思いませんでした…、違います(笑)
オタクの友達も出来て充実した日々を送る桐乃だったが、そんなある日父親にエロゲの事がばれてしまうのだった、というお話でした。
てっきりこの作品は「オタクに目覚めた妹の可愛らしさ」が描かれて行くのかと考えておりましたが、実は「お兄ちゃん萌え」の作品だったようでございます。
はっきり言って桐乃のようなスポーツ万能学業優秀容姿端麗な妹ならば居そうな気もいたしますが、京介のような妹のためなら体を張ってでも守ってあげる兄は存在しないと思います!(笑)
…いやそれは冗談でして、妹は兄を嫌っても兄は妹(に限らず弟でも)を決して嫌いにはなりませんから。それは年下の兄弟を生れた時から見ていた者のみが持つ感情ではないかと考えております。
本編。
トーマばり(笑)の説教で父親と対峙した京介。初回を視聴した時に「中学生で18禁はどうなの?」と思いながらもスルーかと考えておりましたら、ここでキッチリ回収ですか、やりますなぁ。
まあなんと申しましょうか「R−18」と「18禁」は同じ意味なのかどうかよく分からないのですし、法律論はともかくといたしまして、どちらにいたしましても中学生が見たり遊んだりしては「いけないもの」ですから、非は全面的に桐乃にありますし、その点ではお父さんの主張が正しい。
ただ「好きになったもの」がたまたま「R−18込み」だった訳で、その気持ちもよく分かる(笑) 現実ですとこういう時の解決策はないんだよなぁ。いや、あるのですがそれは一方的なものになっちゃうでしょう。
フィクションの本作は穏やかな(?)解決方法として、京介が殴られることで黙認。個人的には殴った後で堅物の親父が苦笑いしたり「お前が責任を持てよ」と兄としての立場を認めてあげるような描写が欲しかったのですが、まあそれはいくらなんでも物わかりが良過ぎますね。
大体お兄ちゃんも「R−18」には引っかかっている訳ですし(笑)
この段階でこの件の一応の決着をみたということは、これ以降ある程度桐乃のオタクライフの描写の自由度を確保したということなのでしょう。次週以降どれくらい「濃く」なるのか、それとも違う方向へ行くのか、楽しくなってまいりました。