ヨスガノソラ 第三話『ツカズハナレズ』

絵は過不足なく動き綺麗ですし、レイアウトや間の取り方なども非常に考えられており、「絵作り」の面では文句のつけようもない作品だと思います。今回も青い空と木々の陰の対比や電車の窓から見える夕焼けが美しくそれだけで嘆息いたしました。
一方でお話の方にはいまひとつ入り込めませんで困っております。原因は(自分の中では)はっきりしておりまして、どこまで描くつもりなのかよく分からないところでございます(笑)
原作に準拠して最後まで行っちゃうつもりなのか、それともテレビということでその辺の毒(笑)を薄めて描いてお茶を濁すつもりなのか。
でもこの物語の原作ではそういった行為と描写は重要な要素なのでしょうし、それ抜きで物語を再構築した場合別物になるのでは?という懸念もございまして、複雑でございます。
今回悠と一葉が夕暮れの田舎道でキスをしているシーンがございましたので、最後まで描いちゃうつもりなのかもしれませんが、そうなるとそうなったでおっさん照れちゃって感想が書けなくなるんですよ(笑)
青少年の色恋の感想なんて馬鹿らしくって書けるかー!!(笑)
まあ心理描写で止まってくれる事を期待しておりますが、無理なんだろうなぁ…。