テガミバチ REVERSE 第二話『パンツとパン』

ラグを守りきれなかった事を悔やむニッチは二人の絆の証である「デカパンツ」を置いて姿を消した。家を出ておなかが減ったニッチは非常食のステーキを食べるべく、かまどを求めてパン屋のシナーズへ忍び込んだのだが、というお話でした。
当たり前の事ですがやはり原作準拠のお話は安定しております。が、原作を読んでしまった身といたしましてはこれでも不満がある訳でして、なるほど、私が原作を読んでいない作品のアニメに不満を述べられる方の気持ちが分かってまいりました(笑)
今回のエピソードはラグとニッチの絆の再確認と、ニッチが自分で心を許せる人間を見つけることが出来たという二つの要素が上手に絡み合ったものだったのですが…。
一番気になったのは重要なシーンでのBGMでございました。…そこかよっ!(笑)
いやBGMって大事ですよね。感情を高ぶらせるという意味では目で見ているもの以上の効果があると考えております。
今回ニッチが再びラグの持ってきたデカパンを履くシーンではもう少し勇壮で明るい曲調の方が効果的だったように思えましたし、ニッチが「しゃーわせだったぞ、サンドラママ」と笑顔を見せるシーンでは軽い、それでいて暖かい曲調が欲しかったように思えました。
まあ、これは監督の専権事項でございますから門外漢が書くようなことではありませんし、そもそも人によって受け取り方が違う部分でしたね、自重しよう。
ただ、全体といたしまして原作にプラスされる部分がないように見えまして、そこに違和感を感じてしまっているのは事実なんですよねぇ…。
観ない方が幸せなのでしょうか?でも「動いて喋ってくれるニッチ」を観るだけでも「しゃーわせ」なんですから、これ以上を求めないようにいたします。