オオカミさんと七人の仲間たち 第8話『おおかみさんとねずみの嫁探しとやっぱり豚はこういう扱い』

メインのお話は「ねずみの嫁入り」を借りてきた訳ですが、今時「婿」を探すお話では物語が「ふくらまない」ので「嫁」を探すお話に変換しておりました。
今回は「セクハラ執事」がいい味を出しておりまして、やはりキャラクターひとつで作品は生きも死にもすると再確認させていただきました。
視聴者といたしましては嫁候補が沢山登場した方が絵的にも嬉しいですし、作中色々とお遊びがあったりいたしまして楽しいエピソードでございました。
できればあの方とかあの方なんかにも台詞と動きが欲しかったりいたしましたが、まあ権利関係の調整が難しいでしょうからあの辺が限界だったでしょう。
以前から考えていた通り、昔話や御伽話を下敷きにしてゲストキャラにレギュラーキャラが振り回される今回のようなお話は実に楽しく拝見できました。
こうやって小さくとも楽しいエピソードを積み上げる方向の方が本作の設定が活かされるとと思うのですが、創作なさる方はどうしても大きな縦糸が欲しいのかもしれませんね。それに細切れなエピソードも、重複しないように作ろうといたしますと難しそうですしね。
OPの「豚」は「三匹の子豚」だったのでしょうか(笑) 確かに暑苦しいお話になりそうでしたのでこの扱いは致し方なしといったところかもしれませんが、あれはあれでとんでもないバカ話が観られたかもしれないと考えますと惜しかったような(笑)