HEROMAN EPISODE#19『SURVIVAL』

「電気タイプ」は「草タイプ」との相性が良くない、と。
でも電気を熱エネルギーに変換して「燃やす」という選択肢もあったのでは…、いやあれは電気じゃないんでしょうけど。
「リゾートアイランド編」後半。
見終えて感じたことは「2週に分けるほどのお話ではないよなぁ」というものでございました。ただ、2週に分けても良かった「素材」ではあったかもしれませんが。
ジョーイとヒーローマンが離れ離れになる状況でしたから、お互いが苦戦しながら探すうちにヒーローマンの新たな謎が!といった風にお話をひろげるとか、あるいは巨大ヤシガニが登場いたしましたので、ヒーローマンが苦戦しているとき意外な援軍として彼らを使うとか、バイオ兵器の弱点をデントン先生が見つけるとか…。
色々使えそうな素材はあったのですが、結局どれも使用しないでジョーイとヒーローマンによる力押しで解決してしまいました。…もったいないなぁ。
何回も何回も何回も書きますが、子供向けと子供だましは似て非なるものでございまして、子供だから難しいお話は理解できないだろう、単純なお話で構わないと制作陣が考えているとしたらそれは大間違いでございましょう。
この作品が、複雑怪奇な設定の多い最近の作品に対するカウンターとして単純明快な路線を目指しているのは支持いたしますが、その上で「伝えたいもの」を明確にしませんと肝心の子供たちからの支持も得られないのではないかと危惧いたしている次第でございます。