迷い猫オーバーラン 第10話『迷い猫、持ってった』

今週の責任者は「佐藤・苺ましまろ・卓哉」さん。ただし演出と作画監督は「菊池聡延」さんという変則的なものでございました。
乙女がまた「迷い猫」を拾ってきた。巧が家康と怪しい特訓のために不在のストレイキャッツで文乃・千世・希の三人はその少女「ほのか」に三者三様の接し方をみせる。というお話でした。
今回は前回と同じようにこの作品本来のエピソードのように見えましたし、「ほのか」という存在を投入することで他の迷い猫たちの「立っている場所」を浮き彫りにして見せたという点では、前回以上の作りだったと思います。
こういうエピソードを作れるのですから最初から真面目に…、いや毎回同じ事を書くのは中止(笑) ただこのエピソードはもう少し早い段階で放送しておいた方が、視聴者に対してこの作品に「馴染む」手助けになったと思えますし、こういった段階を経てこそ「大地回」「久城回」「小野回」が活きるように思えるのですが、どうなのでしょう?
やはり構成さん、もう少し仕事しようよ!とだけは書いておきたいと思います。
文乃・千世・希の三人が騒ぎますと、千世と希のキャラはしっかりと立っているように見えるのですが、大声を張り上げている割りには文乃の個性がもうひとつでございますね。う〜ん、メインヒロインなのに不憫でございます。
作画は今回も良好かと。こうして観てきますと「大地回」が一番崩れていたように思いますが、あの回は演出で上手いことごまかせて良かったね(笑)