デュラララ!! #21『五里霧中』

良かれと思ってとった杏里の行動が混迷を深める結果に。
最後まで観ないうちにこんなことを書くのは気が引けますし、第一この感想が適切なものか全く自信も確信もないのですが、大森監督は人の悪意と申しましょうか心の闇の部分を描く事に合っていないような気がしてまいりました。・・・気のせいかな?
監督を努めた「地獄少女」を観ておりませんので強く断定はできませんが、「BACCANO!」もピカレスク作品としてより「闇に潜む異形の者たちの物語」としての悲しみと、その先にある僅かな喜びが描かれていたように感じた、あるいは「夏目友人帳」で見せていただいた絶妙な「間」に温かな眼差しを感じた身といたしましては、そのような事を考えてしまいました。
あくまでも現時点での感想という事で。それにそもそもこの作品が「怪異な者たちよりも恐ろしい人間」を描いているのでないとすれば、私のよくやる勘違い、見当外れでしかありませんが。