けいおん!! 第8話『進路!』

唯が進路調査表を前にして苦悩するお話、・・・とても苦悩しているようには見えませんでしたが(笑)
本編でも描かれておりましたが、イメージとして澪と和は四年生の大学、紬はお嬢様の女子大、律は短大で将来は看護士とか幼稚園の先生なのですが、唯は・・・。私の貧相な想像力では彼女の進路なんて思いつきません(笑)
「創作」でございますから唯に合った、あるいは想像もつかない如何様な進路も選び放題でなんでしょうが、肝心な事はこの作品を愛している視聴者の大部分が「唯ならそうだよな」と納得することでございましょう。・・・すごくハードルが高そうです(笑)
でもこの「想像もできない」というところに唯の無限の可能性を予感させる・・・のかなぁ。単に何にも考えていないだけかも。
この辺のエピソードは本当であれば深刻な内容になっても不思議ではないのですが、本作は不必要な深刻さも、安易な解決策も提示はいたしませんでした。性急に答を出さない作りは好感が持てました。
で、作品も唯も答は出ませんでしたが、「カメ=唯」なのですから何も心配はいらないということなのでしょう。そうかー、このために「カメ」がアチコチに登場していたのか。何も考えていないのは唯だけで、制作者は色々考えていることを再認識いたしました(笑)
今回は(この作品はいつもですね)「絵」も無駄に凝っておりまして、やはり同じような演出でも高品質の作画ですとそれ自体が笑える効果があるんだと理解いたしました。オーバーな表現を高品質で作れる京都アニメーションの実力は侮れないことも再確認できて、色々と楽しいエピソードでございました。