デュラララ!! #10『空前絶後』

 帝人はセルティから逃げていた矢霧誠二の恋人張間美香と街でぶつかり、訳も分からないまま彼女を自分の下宿へかくまった。翌日校門前には帝人を待っているセルティと折原臨也の姿があった。帝人はセルティから彼女の正体と目的を聞き、しかし不思議な高揚感に包まれている事を感じ始めた、と言うお話でした。
 う〜ん、相変わらずタイトルが何を指しているのかが分かりません。たいした意味があるのかないのか、多分あると思うのですが伝わりませんとそれはそれで。こういう意味深長なタイトルは読解力が衰えて(無かった?)人間にとりますと猫に小判でございます。・・・いや、分かれよという話なんでしょうけど。
 帝人の前に現れた二人のうち、セルティは自分の首を追いかけてということなんでしょうけれど、臨也は波江の依頼でという理解で宜しいのでしょうか? その割に実にアッサリ帝人襲撃犯の正体を二人に教えているところを見ておりますと、臨也の目的が良く分からなくなってまいります。
 単に「いいぞ、もっとやれ!」なのか、もっと深い何かがあるのかは不明なのですが、この曖昧模糊とした雰囲気が臨也の魅力と思います。人である臨也が(臨也だけではありませんが)現実離れしているのとは対照的に、本来現実ではないセルティが一番人間味に溢れて、って先週も同じ事を書いていましたよ(笑)
 帝人の雰囲気が一変、それを見ていて「大当たりだ」と喜ぶ臨也。何事かが起こりそうな予感をはらみながら「ヒキ」ます。上手いところで終わらせますねぇ。