とある科学の超電磁砲<レールガン>第5話『とある二人の新人研修』

 暴走気味の黒子の失敗と、それを諌める初春の些細な仲違いから過去と現在の二人の関係を見せてくれたエピソードでございました。
 昨日の「ハガレン」に続いて約束を扱ったお話でしたが、こちらの約束は二人が成長するために必要な「糧」という意味の他に、約束とはそれを交わした相手を裏切ってはいけないという戒めの意味がございましたでしょうか。
 この両方が備わっていて始めて「成長」の約束は機能すると思いますし、そうした点で今回のエピソードは良いお話でございました。初春はしっかりそれを憶えていて、黒子はすっかり忘れているというキャラに相応しい流れも含めて、ね。
 そして出来る事と出来ない事、自分の限界を知ることの大切さを幼い黒子は学ぶのでした・・・って、あれ?全然成長してないじゃありませんか(笑) うん、これはあれだ、まだまだ成長過程であって「約束」は継続中ということを表したかったと言うことですね(笑)
 それにしても「学園都市」という、およそ犯罪から遠そうな場所(軽微な犯罪はともかく)で何故これほど犯罪が多発するのでしょうか?「能力者」の管理もされているようですから、そこからすぐ足がつきそうなもので、危険を冒して現行犯逮捕する意味も本当にあるのでしょうか?