鋼の錬金術師 第25話『闇の扉』

 グラトニーの腹の中に飲み込まれたエドはリンと合流、出口を求めて彷徨っているうちにエンヴィーとも再会し、その口からここが真理の扉の出来損ないだと教えられる。さらにエンヴィーこそがイシュヴァール殲滅の元凶だったことも告白され激怒するエド。殴りかかるエドにエンヴィーはその真の姿を見せるのだった。
 一方マスタングホムンクルスのブラットレーを追い詰めるつもりで乗り込んだ軍中枢部で逆に追い詰められていた。そしてアルは兄を救い出すためにグラトニーと共に「父親」の元へ乗り込む事を決意した、というお話でした。
 出口のない窮地を、「腹の中」という非現実世界のエドと、現実世界のマスタングを並列して描いて二人の対応の難しさを表現して見せてくれました。どちらもここから先のほんの少しの対応の不味さが命取りという点では同じでしょうが、力技が通用しそうなエドの方が少しだけ有利でしょうか(笑) それに自由に動ける弟もおりますしね。
 当初から作画については文句の付けようもないレベルでしたが、ここにきて一段とレベルが上がったように見えました。アクションシーンはその傾向が顕著でございますね。(作画的でも)今後が非常に楽しみになってまいりました。