化物語 総集編『−スペシャル−』

 五話終了時点で総集編を作る意味があるのかと考えましたが、色々とややこしい大人の事情が存在するらしいのでスルーすることにいたします。
 で、この総集編を眺めておりまして思ったことは「この物語に至る以前のお話、すなわち阿良々木暦が吸血鬼になったお話、羽川翼が猫に魅入られたお話、それらの事象を解決すること忍野メメが果たした役割について」をやって欲しかったということでございました。
 作画描き起しでは手間も掛るでしょうが、画面は文字だけ(フォントや色・大きさを変え、文字を写す時間やタイミングだけの画面で)で、後は神谷浩史堀江由衣櫻井孝宏声優三氏による音声劇(笑) でしたら時間も金も最低限でやれるのではないでしょうか。・・・あ、でもこれだと総集編の意味がありませんね。
 今回の総集編の収穫は、「羽川に真宵が見えていた理由は、彼女も家に帰り辛い理由があったから」ということが分かった事でしょうか。いや、先週の時点で分かれよ! という事なんですけどね(笑) ただ羽川のキャラ設定が本作においては説明されておりませんので分かり辛かったのです。
 そうした情報の欠落を埋める意味でも羽川のエピソードだけでも紹介して欲しかった、と考えた次第でございましたが、やっぱりこれも総集編じゃないな(笑)