クイーンズブレイド流浪の戦士 第10話『開眼〜竜の一撃』

 エキドナを指して「ツンデレ」と言うのでしょうか? おっさん、言葉の使い方がよく分かりません(笑)
 リスティに軽くあしらわれたレイナを「何故か」鍛えるエキドナ。レイナに足りないのは剣の実力ではなく「覚悟」であると喝破するあたりは剣豪小説のようで楽しいものでした。小説ですと読者各自が想像で場面を思い浮かべるしかありませんし、それを想像することが面白いのだという方も大勢いらっしゃることでしょうが、映像作品にはそこをどのように見せて下さるのかという別の楽しみもございます。
 今回に至って己の力のなさを自覚するあたりレイナもたいがいでございますが、ここに至る過程で少しずつそれに気が付く演出の方がよかったのでは? と思ったりもしたのですが、そうなりますとレイナだけの物語になってしまいますし、スタッフがなるべく多くのキャラを登場させたいという思惑はここまで見て取れましたので、これは致し方のないところなのかもしれません。
 諸般の事情は分かりかねますが、やはり本作も「尺」が足りません。せめて半年くらい放送枠が欲しいところでございます。