テイルズ オブ ジ アビス♯21『古(いにしえ)の塔』

 先週はアリエッタの退場で我を忘れてしまいましたが、基本的にこの作品はその辺がドライですからキャラの一人が退場したくらいで視聴者が動揺している暇はありません(笑) 今週もなんだかんだでアッシュのフラグがたったのかな? と考えておりましたら、予告ではジェイドのフラグがっ!
 RPGの嫌なところは自力ではフラグの回避が出来ないところでございまして、本作は未プレイですからなんとも書きようもございませんが、今チマチマ遊んでいるFF4ですとパロムとポロムのイベントですとかFF7のエアリスのイベントなどどう足掻きましても回避できない寂しさが嫌いでねぇ…。
 物語の進行上キャラが退場するのも止む無しであることは(頭では)承知しましても、キャラに対する思い入れという感情面からいたしますと納得がいきません(笑) 本作の場合各キャラはそれぞれ理由があって退場いたしますし、見せ場も用意されておりますからそこが救いでしょうか。
 様々な経験を経て、成長したルークの姿を今回もさりげなく描写しておりました。アニスに気を使いアッシュや父母に気を使い、すっかり丸くなったルークの姿を見ておりますと、やはり長く続ける事でしか描けないものはあるのだと強く思いました。アニメに商品としてだけの価値しか見出せないことは作り手にとっても受け手にとっても良いことはございませんね。じっくりと腰を据えて作品が作れる環境は残しておいて欲しいものです。
 物語は佳境に入りましたが、ここにきてナタリアの父親がラルゴという、どこに遺伝子の欠片があるんだ! という伏線が(笑) これも娘を庇って退場するためのフラグなのかもしれません。残り5回でございます。