鉄のラインバレル ♯07『サイアクな放課後』

 疲れているのかな? 視聴する順番間違えているよ(笑) 水曜日に『ラインバレル』を観て、木曜日は『アビス』を観るのでした。来週は注意する事>自分
 人物配置として「道明寺誠」というキャラが必要かどうかという問題は、浩一の学園生活をこれからも描いて行くという意思の表れだと解釈して納得することにいたします。ですが、ここまででも十分な数のキャラが登場しておりますし、その全てのキャラの描写が書き込まれているかと申しますと決してそうではございませんからこれ以上の増員は微妙かもしれません。
 先日書店に行きまして原作の漫画を棚に見つけましたが(背表紙を眺めただけで、中身は確認しておりませんが)既に10巻ほど刊行されているようで、なかなかの長さだと確認いたしました。この長さになれば色々と「枝を張る」ことも可能でしょうし、そうでないとこれだけの長編を維持することは難しいと思います。ですから漫画で「矢島の代わりに道明寺」という都合は分かります。上でも書いたとおり「浩一と学園の接点を担うキャラ」として誰かが必要でしょうし、その意味では問題はございません。
 しかし2クールのアニメの場合、原作をどこまで消化するのかを考えて構成する必要があるでしょうし(そんなことは当然考慮済みなのでしょうが)、本作冒頭の「虐められっ子」の浩一が、強大な力を得る事によって非日常の世界に移っていくという場面では「中学生の浩一」が必要だったでしょうが、これから先にその立場が必要かという疑問を今の段階では消す事ができません。・・・ただスタッフリストを眺めると、これも多分杞憂に終わると思いますが(笑)
 それと4話までの雰囲気から考えますと、随分遠いところに来てしまったと(笑) 漫画の場合、(編集部の方針や読者の嗜好で)連載途中で雰囲気の変わる作品は時々見られますから、これもそうした事情で変わったのかもしれません。より深く知りたければ「漫画を買え!」と言う事なのでしょうか? 現在の「色」は好きなのですが、4話までの「色」も好きでしたから「統一感」という部分で若干の戸惑いを感じてしまっている次第です。