かみちゅ!第4話『地球の危機』

 うん。「宇宙人ちゃん」は可愛いし、新キャラの「イノ・シカ・チョウ」も(このネーミングは登場時から想像できて、予想を裏切らない展開に笑ってしまいました)神の使いとしての役目を立派に(?)果たして健気でございます。ただ4話めで初めて違和感がございました。
 原因は「総理大臣」であることは明白でございます。この作品の「ノホホン」とした雰囲気にそぐわないキャラなんですよね。3話までは「ゆりえ」とその周囲の「のんびりとした」人々(と神様)がお話の中心でしたし、それと昭和時代らしき瀬戸内地方のゆっくりと流れる時間がぴったりと合っていたのですが(そうたいした悪意ではありませんでしたが)はじめてそうした人物が登場したことによって、その今はもう喪われてしまったかのような世界が崩れてしまったように見えてしまいました。
 最終的にはいつもの「かみちゅ!」になっておりましたが、話の流れとして総理関係の部分は丸々カットしても当作のスタッフならば成立させられたのでは? と感じてしまいました。でもそれだと「E.T.」になってしまいますね(笑)