機動戦士ガンダムOO 2ndシーズン ♯04『戦う理由』

 マリナと刹那の「違います!」は、笑い(制作者の意図しない部分の笑いは除外)がほとんど「介入」する余地のない当作品では貴重なシーンだったと後々語られることになるでしょう(嘘です)。今回はラストもスメラギさんのエロい制服姿も見られましたし、黒田さんも息が詰まってきたのかと少し心配いたしました。狙わない笑いでは「ミスター・ブシドー」が筆頭でございました。誰のネーミングかは知りませんが、これは・・・。もっとも「赤い彗星」もたいがいですし、この作品の伝統なのかもしれません(笑)
 相変わらず戦闘シーンが格好よくて楽しめました。しかし「ガンダム」にはもう絶対的優位性はなくなってしまったようで、若干ストレスがたまったりもしました。考えてみれば「ファースト」でも「乗り手」の能力以上には活躍しなかったのですからこれは当然なのかもしれません。まだ「トランザム」システムがある分だけ有利なのかもしれません。でも機体の多少の優位性など「物量」の前には意味をなさないことは、過去の歴史が証明しておりますし、この先のことを考えますと不安が山積みでございます。
 そうなった時どうするつもりなのか。現状では自前のガンダムだけで「戦争根絶」の目的を達成するのは難しそうですし、かといって1stシーズンでは正規軍であろうとゲリラであろうと問答無用に駆逐していた組織が、カタロンというゲリラと手を組む事をよしとするのか。制作者の力量を見せていただく場面が早くも登場しそうでございます。