Mission−E Mission04『北の大地で大作戦!』

 前回の感想の時に書いた麻織の「心の傷」について少し丁寧な描写がなされていたところは好感が持てましたが、新登場した敵方の「鬼里久」なるキャラもキレ方がまたも類型的かつ中途半端でございました。
 そう感じるのは私がこの作品の方向性をいまだ見えていないことにつきるのですが、結局これは前作を観ていないというハンデを解消しない限り最後までついて回るのかもしれません。
 「ハードなお話」にするのであれば敵方の陣容は再考するほうがよろしいでしょうし、「女の子たちの物語」に特化するのであれば敵方の描写は(極端なお話)匂わせるだけでも充分のように思えます。「あれもこれも」と手を広げすぎて中途半端な印象を、回を追うごとに強くなってまいりましたが、改善されると良いのですが・・・。
 光太郎と千波美の関係などは前作を観ていなくとも「ある程度」は理解できましたが、やはりこれも前作からの視聴者ですと「思い入れ」があったのでしょうが、本作から観た視聴者との温度差はあるのでしょうね。・・・観る資格の無い作品を観ているのでしょうか?