Mission−E 『女子高潜入大作戦!』

 ・・・暑いでございます、寝れないじゃありませんか! ふー・・・。
 さてGyaoで第二回の配信もございましたので視聴いたしました。相変わらず前作を観ていない弊害と申しますか、作品の立ち位置が判然とはしていない状態での視聴ですので、あさっての方向を向いての感想でございます。
 唐突に「小松菜圭子」なる人物が登場いたしましたが、先ほど番組サイトで確認したところ前作の登場人物だったらしいのですが、初見の人には優しくない見せ方でございます。「一見さんお断り」ということなのでしょうか、なにかしら工夫があってもよろしいかと思うのですが。他にも不満がございまして、女子高に潜入した際のセキュリティーの甘さや敵(ファウンデーション)の警備員の配置の手抜かりなどは「いくらなんでも・・・」というレベルでございました。
 重箱の隅をつつくようで気がひけるのですが、彼女たちが相手にしている組織がこの程度? という描写では、彼女たちの活躍もその魅力は半減してしまうのではないでしょうか。主役を引き立てるためには魅力的な悪役は必須なわけでございますから、小さい事のように見えながらも作品としては致命的なことなのかもしれません。
 敵も見方も誰も死なないし誰も傷つきません、可愛い女の子たちが暴れまわるだけが取り得のアニメなんですよー、ということでしたら問題はないとも言えるのですが、それなら敵はもっと「おばか」に描いた方がよろしく感じます。しかし現実には結構シリアスに描かれておりますのでハードなお話かもしれません。
 そうなりますとやはりその辺の整合性にもう少し気をつけていいただきたいなぁと思う次第でございます。主人公の君塚麻織の精神部分の描写を丁寧に描けるのですから、こうしたところに気がつかないスタッフだとは思えないので、徐々に修正されるとは思うのですが。そうでないと辛いものがございます。
 あとこれは全くの個人的な趣味の問題なのですが、OPは確かに「昭和テイスト」過ぎますね(笑)