コードギアス反逆のルルーシュR2『C の 世界』

 難しい話になってまいりました。正直なところ作り手の想いの半分も受け止めていないのだろうと思います。もう一回観返してみましょう。

 なんと簡潔なまとめでしょうか(笑) これである程度整理ができました。・・・冗談はさておき。今週のポイントは「ギアスを与えてくれた能力者を殺すと不老不死になる」ということでよろしいのでしょうか? でもその理解ですと皇帝がC.C.を探していた理由が変ですし、「ギアス能力者を殺す」であるならルルーシュを殺すだけでも問題ないわけで、いや、理解が足りませんね(笑) この作品のスタッフのことですから、理解するための「パーツ」はこれまでに提示されていたはずなのです。ノホホンと鑑賞してきた「ツケ」をここに来て払わされているだけのことなのでしょう。
 C.C. とギアスの関係、ギアスの意味はこの作品の重要な要素ですから、残りのお話を楽しむためには全てを理解した上で次回を待つ事が正しいとは思うのですが、この作品の魅力は細かい事に拘らなくとも楽しむ事も出来ることですので、ここはぼんやりとした理解だけでも「いいんだ!」と自分に言い聞かせる事にいたしました。
 今回は他にも「ヴィレッタ対サヨコ」と巻き込まれる扇ですとか、「マッドサイエンティスト一直線のニーナ」が大量破壊兵器の開発に成功したこと、「ナナリー」の嘘を見抜く能力(これは手をつなぐ事によって相手の微妙な変化を見抜いているだけかもしれませんが、本作を観続けておりますと、「これもなにかの伏線では」と疑り深くなってしまった弊害でございます)の提示、C.C. の記憶喪失と盛りだくさんで、細かい描写に気をとられている暇もございませんでした。
今週のルルーシュくん
 C.C. にまで「お前は優しすぎる」と宣告されてしまいましたが、そこがルルーシュくんの良い所なんですがね。だからこそ「必ず俺が笑わせてやる」という台詞が生きています。最高の告白じゃありませんか! 問題は彼自身はそれが「愛の告白」という自覚がないことなのですが。それもまたルルーシュくんらしいと言えばそうなのですが。
 しかしこの台詞が履行されるとすれば、「大笑いエンディング」もあながち夢とは言い切れないかもしれません! 一縷の望みがあるのでしょうか(笑)