狂乱家族日記『月曜日に猫を拾う』

 銀夏が黄桜銀一で凶華がまだキョウキァ・コアエリアエア名だったころ(今でも別名はそうなのでしょうが)のエピソード。こう書きますとなにやら外伝らしく聞こえますが、凶華が出演する必要はとくにありませんでした。・・・いや、あの状況を丸く(笑) 収められるのは凶華さま以外にはいないでしょうから必然だったのかもしれません。
 このエピソードが本作に必要だったのかと問われますと、正直疑問もございます。乱崎家の生きている世界を描くことを目的とするのでしたら、乱崎家のメンバーを使ってなんとか出来たようにも思えるのですが、あえてそうしなかった意図がいまひとつ伝わりませんでした。ただ作品としてこれはこれで「アリ」でしてので、なんとも言いようがございません。
 ただしこの後今回出演した「桂林道」と「ミルカトピ」が乱崎家と再び関わりを持つようなエピソードがあるとしましたら、それは私が不明だったというだけの事でございます。