今、そこにある危機?

 こんな時間から書き出すような内容ではありませんから尻切れになることを予想しつつ。
アニメ制作のゴンゾなどを子会社とするGDHグループの持株会社 (株)GDH 債務超過に係る猶予期間入り 「basicchannel さま」
GONZOがカワイソウすぎる件 「masa masa blog さま」
 先日冗談めかしてドルアーガの2期は大丈夫?」と書きましたが、どうやら洒落にならないところまで来ているようでございます。とは書いてみましたが、おそらく大半のアニメ制作会社は(ここまで酷くなくとも)似たような状況ではないかと推測しております。これはアニメに限ったことではなくて、たとえばつい最近ですが、テレビ朝日テレビ東京は広告収入減を受けて担当部署の責任者の減給、さらに制作費の切り詰めを表明しておりましたし、TBS・日本テレビ・フジテレビも同様な措置を講じていると報道されておりました。
 制作費の切り詰めは各部署に及ぶのでしょうから、当然アニメの制作費も削減されることでしょう・・・。ただし、深夜アニメはこれが当てはまるかどうか良く分かりません。と申しますのは制作会社はテレビ局から金を貰ってアニメを作っているという認識しかない私には、深夜枠の製作体制がいまひとつ理解ができなかったものですから。あの「製作委員会方式」というやつでございます(笑)
 それ以外にも
NHK教育が放送時間短縮 温暖化防止で 「産経ニュース さま」
 というような状況もございますから、民放の深夜の放送が永遠にこのままである保障はないわけです。昔のオイルショックの時もテレビ放送は時短されておりましたし、今回はその他に「環境問題」の絡んで、状況は当時より悪いと考えた方が良いのかもしれません。民放が時短に踏み切るとすれば「オリンピック」以後が「その時」になるような気がいたします。
 仮にそれが実施されたと致しますと、(放送枠自体がなくなるのですから)GONZOに限らずアニメ業界は本格的な淘汰の時代に突入することでしょう。・・・大変でございます。しかし随分前から感じていたことなのですが「DVDが売れなくて会社が潰れる」というのは何か違和感がございます。本来受注生産である制作会社が制作費にも事欠き、「不労所得」であるはずの「DVDの売り上げ」が生命線というのは、どう考えても異常でございます。
 ましてこれからの時代は大不況に向かって一直線。一番初めに切り捨てられるのは「遊興費」でしょうし、アニメのDVDには当分冬の時代が続くのではないかと予想されます。根本的な商売の転換を試みませんと、TVアニメの危機は乗り越えられないのでは、と危惧いたした次第でございます。・・・やはり結論を書く前に眠くなってしまいました。すみません(笑) おやすみなさい。