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マクロスF ♯4『ミス・マクロス』3週遅れの視聴ですが、観れるだけ儲け物です。初代のマクロスは「歌」を物語の柱に据えて、そこにアイドルと軍人の三角関係の恋を絡めた作品でしたが、本作はさらにスポコン的ライバル関係と父子の相克を追加されているようです。
スポコン的ライバル関係というのはシェリルとランカの関係のことで、この二人は恋のライバルでもありますが同時に師弟関係もそこに加味されているように見えます。シェリルの「私を追いかけていらっしゃい!」の台詞には思わず「はい!お蝶様」と脳内妄想してしまいました(笑)現段階ではランカはシェリルの足元にもたどり着いていない存在ですが、今後「歌」のライバルになるのではないかと推察しております。スポコン的と書きましたのは「ただ争うだけではなく、互いに相手の成長を促す要素」が含まれているからでして、こうしたパターンは昔は腐るほど溢れかえっていたのですが、今さらこのパターンを作品に持ち込むとは恐れ入りました。手垢に塗れたお話でも使いようでは十分通用するということは分かっているのですが、アレンジひとつで陳腐になりかねないものを今使う河森総監督は只者ではありません。
父子関係の方はアルトと父親の関係のことですが、現在の所それほど進展はありません。進行上このままスルーという可能性も無きにしも非ずです。そんなことは無いと思いますが。ただ他にも色々使えそうな「種」を散りばめていますから、2クールで全部回収するのは難しいように思えるのですが、そんな心配は無用だったと最終回の時に思いたいものでございます。
狂乱家族日記 ♯3『姫宮の鬼姫様』これは何週遅れなのでしょう?それはともかくテンポは良くなって来ました。が、設定を活かしきっているというところまではまだ来ていないようでした。凶華をはじめ家族の殆どが常人離れした能力を持っているのですから、活躍する部分ではその描写をしていただくと効果的だと思いますが、案外適当なんですよね。日常と非日常の落差が大きいほど面白いと思いますし、その要素はあるのに使いきれていない印象がまだ強いです。この作品は1クールなのでしょうか?だとすると調子が出る前に終わる可能性もあるわけですね。凶華のキャラは好きなので、あのパワーを前面に押し出して欲しいものです。