RD 潜脳調査室『欲望の環礁』

人間の本能と申しましょうか「性欲」のお話。こういうエピソードを観ていますと「深夜帯」の放送にもそれなりの意義があることがわかります。少なくとも夕方6時7時台には不向きな内容でしょう。「えっ、これくらいで?」と思う方もいらっしゃるとは思いますが、私もソウタと同じで「オルガズムって何?」と子供に聞かれたら「有機農法が・・・」と誤魔化してしまうでしょう。勘弁してください(笑)
人間の潜在意識に「ダイブ」して行くお話しですから「食欲」「睡眠欲」「性欲」は避けては通れぬ問題だと思いますから、映像化にあたって正面から取り組んだスタッフさんには拍手を送りたいと思います。出来ることならもう少し掘り下げて下さってもよろしかったとは思うのですが、この辺が作品の本質とは関係ない描写を避け、下品にならないぎりぎりの線かもしれません。
波留にバディ指名されて懸命に行動するミナモに好感が持てました。いずれは二人の精神が溶けあって難題を解決するようなエピソードもあると予想しておりますが、現状ではまだまだ空回りの感しかありません。ソウタやホロンのアクションシーンは見ごたえ十分で、それだけでも「売り」になりそうですが、今時はソレだけではダメなのでしょうね。贅沢な時代になったものです。