コードギアス反逆のルルーシュR2『日本 独立 計画』

正味20分足らずの間に、無印とR2の繋がり・派手な立ち回り・さりげなくお色気(?)シーン・宣戦布告の演説ときて謎のロロがルルーシュを追いかけてきたところで次回に続く!と怒涛の展開でございました。一部作画でミスがあったとのこと(ラクシャータの手が両方右手のカットがあったそうです)でしたが、全然気が付きませんでした(笑)家にあるTVではあの解像度は無理ですから当然です。
見所というものは人によって違うものですから、これから先は野暮を承知で書くのですがロロの操るナイトメアフレームの運動能力が高すぎて多少違和感がありました。所謂「ロボット」にリアリティは求めていませんが、この手で来るとこの先も「異様に能力の高いナイトメアフレーム」が登場してきてしまいそうですし、そうなると作品のバランスが崩れてしまうのでは?と、いらぬ心配をしてしまいました。
「ギアス」も次々と登場してまいりましたが、こちらは作品世界の根幹みたいですので当面静観いたします。昨日も書いたのですが納得できる「オチ」が提示されるのでしたら(つまり上手に騙してくださるのでしたら)それがどんな理不尽な「オチ」でも問題はありませんから。そこは監督の領分ですから私はただただ成り行きを見させていただくだけで十分です。
今週のルルーシュくん
卜部やカレンとの会話の端々に人間らしい「温かさ」を匂わせたのが不満といえば不満でございました。やはりバベルタワーを崩落させ総督を殺した時に見せてくれた「狂気を含んだ笑み」の方がルルーシュくんらしいと思います。無印の時のルルーシュくんなら、目的(しかもその目的が「大儀」などとは程遠い)のためなら誰であろうと利用する非情さがあったと思うのですが、それならそういう非情さを見せてくれるカットがあった方が良かったと思うのですが、これは私の受け止め方が歪んでいるのでしょうか(笑)
この時間帯でそんな「極悪非道」なだけの人間を主人公にするわけがありませんね。「マクベス」や「オセロ」の主人公たちと同じようにルルーシュくんも案外弱い人間なのかもしれません。となるとやはり最後は・・・。いけません、いらぬ妄想はやめて楽しみは最後まで取っておく事にましょう。