書店にて

土曜の午後に書店に行きまして、久しぶりに漫画でも買おうかと売り場に直行しました。いつ頃からこうなったのか記憶が定かではないのですが、ほとんどの単行本が生鮮食料品のようにパックされておりました。雑誌もご同様でこちらは紐で縛られております。目的がはっきりしている場合はこれはありがたい(綺麗な状態で買えますからね)のですが、なにか面白い本や好きになれそうな漫画家さんはいないかな?と新規開拓をする場合には大きな障害でございます。
これでは売り上げの減少につながるのでは?と考えたのですが、以前どこかで売り子さんのブログを読んだ時には「見せなくしても売り上げに大きな変化はありません」という結論が語られていたことを思い出しました。現場の方が言うのですから間違いはないのかもしれませんが、少しだけ融通して欲しいものでございます。
雑誌も単行本もこれだけの数が発行されていますと、全ての漫画家さんを認識することは(多分)余程のマニアか業界関係者以外は不可能だと思います。こうなりますと表紙の絵柄だけで判断して購入する以外方法はないわけですが、それで何度か痛い目をみた人間は購入に躊躇してしまったりするわけです。結果ここ数年は知っている漫画家さんの新刊以外購入していないのですが、実は名作は大変多いことも承知しております。が、やはり冒険するには歳を取りすぎているようです。
「安いんだから買え!つまらなかったら捨てるか売れ!」というご意見もあることは承知しておりますが、性癖でしょうか、他の物についてはそうできるのですが、こと本の類に関してだけはそれができません。ですから本棚も押し入れも読んだ本・読まなかった本でもうギリギリです。ですから厳選して購入したいのですが判断が難しい。結局昨日は(懐かしい)那州雪絵さんの「どーする!?わんこ」2巻を名前買いしただけになってしまいました。面白かったのでそれはそれで良かったですけど。
でも名前買いならアマゾンで買えば良いのだから、書店の意味ってなんだろう?と考えてしまった午後でした。