シルクロード少年ユート『ラブレター フロム カラホト』

カラホトは今の内蒙古自治区にあった西夏王国の城。モンゴル語ではカラは黒くて恐ろしいところ、ホトは城という意味があるそうです。ジンギス・ハンに滅ぼされたとも、ガションノールに注ぎ込む水の流れが変わり、乾燥化で干上がったため都市の維持ができなくなり住民が四散したともいわれているそうです。
さて本編では冒頭24世紀のユート(?)が雪達磨大師像の真実を追いかけていたり、チャンチー号が特定できない紀元前に飛ばされて、謎の生き物「Qちゃん」を拾ったりと物語の核心の描写がありましたが、今回も中身はいつもとご同様でした。
舞台は1226年の西夏。ですが事故(?)で1274年に飛ばされてしまいました。おかげで「マルコ・ポーロ」が登場します。シルクロードを舞台にする以上いつかは登場するだろうと思っておりましたが、チョイ役で残念でした。で、1274年に拾った「恋文」を届けに行くと、受取人の「キピョン」さんは一人寂しく死んでしまっています。この恋文が彼女の手に届いていたら、彼女の人生は違っていたと思ったラモーンは時を遡って届けようと宣言するのですが、これまでの彼の言動がこのシーンの説得力あるものにしていました。
さて来週は恋文を書いた人と受け取る人が登場するのでしょうが、「チンギス・カン」(作中の表記)も登場していましたし波乱含みみたいです。