びんちょうタン『びんのお誕生日びん』『雨の日曜びん』

昨日の深夜から今日の夜までニュース以外はこのDVDしか観ていませんので今回もこの感想。この後サッカーの試合を観るので取り急ぎ更新。

「ウバメガ」なんて聞くとなにか「巨大なもの!」を連想してしまいますが、この物語のネーミング作法に沿えば「うばめがし(姥目樫)」からきていると考えるのが当たり前なんですね。備長炭の原料となる姥目樫が後見人というのは、今後のなにかしらの伏線込みのネーミングなんでしょうか。それともただ単に「びんちょうタン」→「姥目樫」という連想でのネーミングなんでしょうか?

『びんの・・・』で、そのウバメガさんから誕生日のお祝いが届きますが、字がへたすぎです。とてもびんちょうタンが想像するような紳士だとは思えない。どう見ても子供の字なんだけど、これも伏線なんだろうか?気になります、とっても気になります(笑)

誰もいない家に向かって「いってきます」というシーンがありますが、家に人がいようがいまいが、出て行くときは「いってきます」帰ってきたら「ただいま」と言うように、子供の頃私もこう躾けられたことを思い出しました。ただ、だれもいない家で「おめでとう、私」というのは悲しい描写です。すでにここで「グッ」ときちゃいました。

今回観た2話では「ちくタン」という「超」が付くほどアクティブな友達ができたり、「クヌギたん」というもう一人の「びんちょうタン」と言うべきキャラが登場しました。一方は天涯孤独で貧乏で、一方は大金持ちで大勢の人に囲まれて暮らしているのに、私にはどちらが不幸なのか分かりません。びんちょうタンは出来たばかりの友だちの家に招かれ、決して豪華ではないけれど暖かくてにぎやかな食卓を囲める幸せが描かれ、対するクヌギたんは美味しそうで豪華な食事をしていても、その大きなテーブルには自分以外は誰もいない。とはいえ、今まで観た限りでは両者とも「寂しさ」は感じていても、「不幸」を感じている描写はありません。それどころか、日々の中でささやかな幸せを感じている様子(『雨の・・・』の中でびんちょうタンは雨後の筍を、クヌギたんは雨上がりの虹を見つける)です。この先二人は出会うのだろうし、そのときどのような「化学反応」が起こるのか楽しみです。

しかし、半分酔いながらこの作品を観ていると「効き」ますね。