Project Blue 地球SOS『侵略の魔手!G反応炉作動せず(前編)』

思っていたより随分ハードな世界観だったのに驚きました。絵柄の可愛らしさに騙されていたということでしょうね。鹵獲したヘルメット・ワームを、捕らえて殺した人間を使って爆破をしたところから始まって、世界各地で同様の事件が頻発するようになる訳ですが、自爆テロが多発する昨今よくこの話を作ったものです。

最近はなんでも「自粛」なさって、ことさら問題を起こさないようにしている作品が多いように感じますが、やりたいことがあるのなら、そのためになら敢えて「タブー」にも挑むのが「クリエーター」の心意気ってもののような気もしますがどうなんでしょう。でも仕事のためにはそうも言ってられないってのも分かりますが。

そんな話はどうでもいい。
アニメで「自爆」というとザンボットの「アキ」を思い出しますが、本編ではカーター君のご両親が「自爆ロボット」に改造されています。この辺のエピソードは人物描写がしっかりしていると、視聴者にカーター君の「悲しみ」や「怒り」の感情が伝わるのですが、残念ながら唐突すぎて現時点では両親の「2度目の死」の効果の程がわかりません。後日このエピソードがなんらかの形で生かされるのであれば感想も変わると思いますが・・・。

そう思ったのは、前回鹵獲したヘルメットワームをジェームスが難なく操作した描写をスルーした(アニメではよくある「ご都合主義」と思ったので)のですが、今回冒頭を観てそれなりの説明がなされていたので、これも何か意味があるのかもしれませんし。・・・、やっぱり本来の姿である1時間枠で放送して欲しいです。というか、レンタルして観た方がいいのだろうか?