アクティヴレイド -機動強襲室第八係- File6『夢は、彼方の黄昏』

今は遺物の巨大ロボットが強奪されたお話。
現実的に考えれば巨大ロボが活躍できる空間なんてものは無いわけでして、さらに技術的に小型核融合か架空のエネルギーを我々が手に入れない限り本作で語られていた通り燃費の問題で存在自体が破綻しておりますしねぇ。
そして作中のロボットがそうであるように、ロボットアニメ自体が衰退してしまった悲しい現実と重ねあわせてお話が構成されていたようでございます。
いや、今期にも広義において幾つかのロボットアニメは存在しておりますが、この「ノリ」はもう絶滅危惧種ってことで。
監督が谷口さんで絵コンテに平野俊貴さん、主観作画監督に山根まさひろさんに原画に大張正己さんかぁ。
確かにモデリングされたロボットアニメの良さは否定できませんが、今夏のような手描きの迫力も捨てがたいものがございます。
そしてこの手描きにおいての描き方見せ方は継承されませんと簡単に消えてしまいそうで、今回のそれはそうならないよう先輩たちから後輩たちへのエールなのかもしれません。
うん、毎回監督の趣味に走った内容ならばもっと楽しめそうなのですが、そんな自由度はもうないのでしょうね。何重の意味にも取れる内容でございましたが、
アクティヴレイドとしてはどうだったんでしょうね?(笑)