Dimension W File.05『亡者の可能性』

八十神湖の怪事件解決篇。
そうですか、残留思念じゃなくて可能性が多重化した世界が切り取られていた、と。
ということはこの地へキョーマとミラが訪れなかった「可能性」の世界もあったのでしょうね、…まあそのお話は見せても仕方がないでしょうが。
本来であれば各「可能性」がもっと複雑に絡み合わせたかったのこもしれませんが、蛇足に時間をとられるわけにも行きませんからねぇ。
留まり続ける幸せと不幸せ。
そういった悲しみと義務感が適切に描かれておりましたし、最後は成仏というSFらしからぬオチのチョイスも洒落ていて良かったですね。
でもコイルと触れていなかったなら彼等の人生は全く違ったものになったのでしょうから、その存在を放置しておくわけにはいかないようですね。
そしてCパート(笑)
あのメイドさんが見ている幽霊はコイルとは全然関係ないものですよね? 本当に怪談話で落としてくれました(笑)