コンクリート・レボルティオ 超人幻想 第13話『新宿擾乱』

学生たち主導で超人を守り超人革命を起こそうと新宿に集結し始めた、というお話。
子供の頃は勧善懲悪が全てでございましてその事に何の疑問も抱きませんでしたが、考えてみれば平和や正義を守るために誰かを傷つけたり倒したりしている時点で平和でも正義でもないんですよねぇ。
私の転換点は「海のトリトン」でございまして、…あのおっさんは純粋な子供にヒドイことをしたよね(笑)
誰かの正義が誰かの正義と同じではないから争いは絶えない。
あの作品はたったひとつのメッセージのための作品でございましたが、観ていた子供には非常に重いメッセージを叩きつけてくれましたので今では感謝しております。
で、會川先生は本作で事象の多面性と正義について考察を深めてくれておりまして、しかしその結論は出ないことでしょう。
でも出ないからといって問う事を止めてしまうのは誰かによって都合の良い人間になってしまうわけでして、それは精神的自殺と言い換えても間違いではないでしょう。
結論を求めるのではなく問い続けること。
それが正義や自由を語る意味なのかもしれません。
事態は一応収拾。でも何も解決はしておりませんでしたし、そもそも途中で描かれていた爾朗が超人課と対決していた時代のお話は何だったのだろうと思いながら視聴しておりましたら来年の告知が。
分割2クール目はそのお話になるようでございますので、その時まで待機でございます。