乱歩奇譚 Game of Laplace #8『パノラマ島綺譚・後編』

パノラマ島事件解決とアケチと二十面相のお話。
二十面相自体が問題というよりもその存在の普遍化(?)が問題であり、アケチにはその出現を止められなかったこと、そしてかけがえのない友人を失った後悔から二十面相を残らず捕まえようとしていると。
でもそれは無理なんじゃないかなぁ。
二十面相とは誰の中にでもあり、ほんの少しのきっかけで顕在化してしまうだけの概念に過ぎないように見えまして、であればアケチの努力は徒労でしかない様に見えるのでございます。
さて浪越。
本当に彼が最初の二十面相だったとすれば、あそこで死んでしまったとは思えないのですが、どうなんでしょうね?