響け!ユーフォニアム 第十一回『おかえりオーディション』

香織と麗奈の再オーディションのお話。
多分香織は自分の技量では麗奈に敵わないことを頭では理解していると思うのですが、それと気持ちは別問題ということなのでしょうね。
最初のオーディションは顧問と奏者の一対一でしたから、相手の演奏がどういうものなのか分からなかったので、自分を納得させることが出来なかったのでしょう。もっとも相手の練習は日常的に聴いているのである程度は理解していたとは思うのですけどね。
でも練習と本番は違いますし、今回の「本番」の演奏を聴いて香織もようやく納得することが出来たようでございます。
大会間近なこの時期に滝先生が香織に納得するための場を用意してくれたと考えることも出来ますし、相変わらず言葉は足りていないように見えましたが生徒も気持ちを大事にしているのかもしれません。
一番つらいのは優子ちゃんだったかな?
「歴史」を知っているからこそ香織を応援するその気持は名前通り「優しい」ものでしたし、尊いものでございますしね。
でも彼女も純粋に演奏者としてどちらが上かは理解しており、だからこそ切なく悲しかったと。…おじさんも泣いちゃいましたよ(笑)
あすか先輩のようにドライになれれば生き易いのでしょうけど、感情の生き物である人間にそれは難しい生き方でございますしね。
メンバーも決まり大会に向けて一致団結…、するのかなぁ。