響け!ユーフォニアム 第七回『なきむしサクソフォン』

葵ちゃんが吹奏楽部を退部したお話。
歳を取ると知恵も経験もついてまいりますから、なんでこのくらいの人間関係でウジウジと悩んじゃうのかなかと考えてしまうのですが、経験が不足していて対処法を学んでいる最中だからこそ袋小路に入り込んでしまうのですね。
幾つもの厄介な人間関係を経ると、この辺は上手く対処できるようになるのですが(スルースキルが上がるだけかもしれませんが)、自分もナイーブな年代の頃はその事だけが世界の全てになっていた事を思い出しました。
問われてもいない責任を背負い込み、肥大化した自己嫌悪に押しつぶされ逃げる葵ちゃん。
自分で決めたことであればその行動を責めることのできる人間は誰もおりませんし、逃げても悪いことはなく。ただその時逃げた自分を将来許せなくなる可能性もございまして、…まあそれも経験になってくれると良いのですが。
様々な考え方の人間が何十人といて、それがひとつの音楽を奏でるというのは奇跡に近いものがございますね。
これ以上の脱落者が出ないでくれると良いのですが、まだまだ山はありそうな雰囲気でございます。男女関係とか(笑)