黒子のバスケ 第65Q『僕らはもう』

キセキの世代がバラバラになったお話。
仲良しこよしするのだけが部活ではございませんで、勝利のために個を最大に利用するというのも分からなくはございません。それで勝てるのであればこのやり方に問題はないかと。
ただそこまで心が離れ、チームワークというものを否定するのであればバスケ自体も否定して不思議はないのですが、彼らはこの後もバスケを続けるのですからそこも不思議。
これが単純なスポ根であれば「醒める」前に「熱い」展開があってもいい所なのですが、…その展開は昭和のそれか(笑)
しかし醒めていてもバスケから離れないのは内に秘めた熱さが残っているという事でしょうし、それは描いて欲しいものでございます。
もっとも修復不可能だからこそ彼らは別々の高校へ進んだのでしょうね。本気で戦えるのは同じ「キセキの世代」だけと考えて。
黒子くんの辛い青春は火神くんと出会うまで続くようでございます。