グリザイアの果実 第十一話『エンジェリック・ハゥルⅡ』

転落二日目から十二日まで。
私も若い頃は作り物の中でどんなん悲惨な話が繰り広げられていようと何も感じなかった、と申しますかむしろ「いいぞ、もっとやれ!」と喜んでいたものなのですが、歳を取ってからというものこの手の話に弱くなってしまいましてねぇ。
死んだ犬を「つぶして」属するシーンは当然の行為と何も感じないのは昔と同じなのですが、弱って行く彼女たちの様子を見せられますとそれだけでもう、ね。
結果として天音以外は全員死んでしまうのは決定事項のようですが、それが分かっていても観ているのが辛い。創作物ではあるけれど辛い。
こういう時ギャグメイカーである雄二(?)が全く登場しないのも雰囲気を悪くしている原因なのですが、笑いのないエピソードを最後に持ってきたスタッフの悪意を感じてしまうのでした。
次回もこのエピソードなのか、年の瀬に辛い話はかんべんして欲しいものでございます。