アカメが斬る! 第3話『蟠を斬る』

ナイトレイドのアジトに迫る者たちを撃退、タツミも彼らとの生活に慣れ始めた。ある日マインとともに帝都へ向かったタツミはそこで帝都の実態を知ることに。そして彼らの次の標的が腐敗の元凶ともいえるオネスト大臣の遠縁に決まり、というお話。
この作品で一番気になる部分は暗殺者と申しますか殺し屋の悲哀が笑いによって薄められているところでございまして、この路線が悪いというのではないのですが、であれば此処で描かれるようなただ虐げられている人々とのバランスがどうなのかと。
笑いやユーモアというものの重要性はこうした作品には欠かせないものと信じておりますが、それが勝ち過ぎても本来描かれる作品世界の邪魔になってしまうのではないかと考えております。
この先ナイトレイドのメンバーたちにも悲劇が訪れると予想しているのですが、その絶望感や憤怒と言った感情が薄くなっては本末転倒のような気が致しますが、さてどうなることでしょう。
あの大臣が当面のラスボスのようですが、殺し屋に安住の地など有り様はずもなく。権力者の腐敗に憤っている彼らが権力者の交代で何も変わらないということを知らないはずがないと思うのですがねぇ。