東京ESP SCENE 03『ペンギンと少女』

突然獲得してしまった超能力に戸惑うリンカは京太郎から空飛ぶペンギンがなにかのヒントになるのではと提案されペンギンを追う。そして紫という少女と知り合うのだが、と云うお話。
ここまで観てきましてようやく全容が見えてきたように感じまして、ならば最初からこういう構成にしていただきたかったなぁ、と。
冒頭にインパクトの有るハッタリを見せるというのは効果的ではあるのですが、この作品の場合そうであったかと考えますと疑問。
むしろ発端から順序立てて描いてくれたほうが原作を知らない者としては混乱せずに済んだように感じまして、…よかれと思っての構成なのでしょうけどね。
京太郎の生い立ちが描かれておりましたが、超能力者が存在しなくても元々がそういう世界だったようでございまして、そちらもきちんと見せて頂きたかった。背景は大事ですから。
と云う事で超能力者が跋扈し始めまして、世界は大きく動き出したようでございます。
残念だったのは作画が力尽きかけているように見えたところでございまして、まだ序盤ですから頑張って頂きたいものでございます。