黒子のバスケ 第49Q『もういいや』

ゴール下を一人でカバーしようという火神の決意も紫原と氷室に打ち砕かれ誠凛は窮地に追い込まれる。その時コート外に出たボールを拾いに行った火神に試合を見に来ていた黄瀬が、というお話。
う〜む、試合中に殴るのはさすがに拙いかも(笑)
まあ天才ではございませんので彼らの云う「ゾーン」なるものがどういったものか理解は出来ませんが、確かにスポーツではたまに「手の付けられない状態」「何をやっても成功する」プレーヤーを見ることがございます。
ただしそのプレーヤーがどの試合でもそういう状態になるかといえばそうではございませんので、都合よく発動するものではなく「奇跡」みたいなものなんじゃないかなぁ。
こういうものを描き出しますとスポーツ作品は一気にバランスが崩れてしまうように感じまして、取り扱いは慎重を期さないといけない部類の能力かと。才能の差はあって当然ですから、万能な力で勝つのではなく才能と努力と戦術で勝てるように描いて頂きたいものでございます。
思い通りにならなくなって試合に興味をなくした紫原でございましたが、そこでもうひと踏ん張りしませんといつまでも中途半端なままで終わりそうですが、どうやら彼の心にも氷室が火を付けたようでなにより。
本気になった先にこそ彼の探しているものがありそうですからね、勝ち負けはともかく。