中二病でも恋がしたい!戀  Episode11『青き月の…最終決戦 (ブルームーン・ラグナロク)』

それぞれの気持ちに正直に誠実に向き合ったお話。
誰も悪い者はおりませんで、そこにあるのはただ「気持ち」という不確かでつかみ所のないものだけでございました。
六花の気持ちも七宮の気持ちも純粋で、皆が幸せになれる道があれば一番なのでしょうけど残念なことにその道の定員は一名限定。
恋を恐れて自分を優先した七宮と、恋に正直に勇太を信じた六花では勝負にもならなかったということでございますね。
暗炎龍の復活は中二病的妄想の産物でございましたが、同じ風景を見ることができたのもその妄想を信じた者たちだけだとすれば、妄想だとか現実などという違いは瑣末なこと。
肝心なのは「心がひとつになった」象徴としてのあのシーンでございまして、幻想的で美しい場面でございました。