世界征服〜謀略のズヴィズダー〜 第10話『西ウド川戦線異状あり』

東京都軍によるズヴィズター壊滅作戦が本格化し、次々と倒れる仲間を見て明日汰はズヴィズダーを救うため都知事の父親に投降しようとするが、というお話。
此処に至るまで具体的な「征服」の対象や方法論が語られてこなかったことがマイナスだったような気がしておりまして、…いや最終目標は世界征服と語られてはいたのですけど。
薄皮をむくようにズヴィズダーやケイトの謎が語られたり、征服の進捗状況が語られたりしていれば征服物語としてもっと盛り上がったでしょうし、仲間が次々と脱落して行く状況なども同様の効果を得られたと思うのですけど、些か急転直下過ぎるでしょうか。
一番の問題は当初と違って「笑えない」ということでございまして、いや笑えないのはいいのですけどそれなら前半の脳天気な描写は何だったのかということでございます。
もちろん作品というものはエンドクレジットを観るまで一切の判断は慎むべきなので、終幕するまで一切は保留しておきます。