COPPELION コッペリオン 第3話『希望』

生存者たちに生きる糧を配っている「配達人」と接触した荊たちは、三島教頭からその人物司馬伝次郎を確保するように命じられて、というお話。
淡々と物語が進行しておりまして、この世界の「物語」を語りたいのか、それとも荊たちコッペリオンの「物語」を語りたいのかが不明瞭に感じております。
世界を語りたいのであれば荊たちは狂言回しに徹し、極力個性を殺しておいた方が見やすくなると考えるのですが、それにしては折りにふれ荊たちの悲しみのようなものが描かれておりますし、う〜ん。
一方荊たちコッペリオンがこの世界で行きている物語を描こうとしているのであれば、彼女たちが物語に関与する割合が弱く感じられまして、もうちょっと内面描写に時間を割いてくれても良いように感じております。
まだ始まったばかりですし、作品世界の全容が明らかになってからコッペリオンたちに比重が置かれるのかもしれませんが、ドラマとして印象に残るものが弱すぎるかもしれません。