進撃の巨人 第16話『今、何をすべきか -反撃前夜3-』

生け捕りの巨人が何者かに殺されたが犯人は分からず仕舞い。そんな中104期訓練兵たちは進むべき進路の決断を迫られていた、というお話。
戦えば死はやって来るけど戦わなくてもそれは同じ。ではどちらを選ぶのが正しいのかといった問題ではなく、自分はどうしたいのかを自分に問うという内容でございまして、恐怖に負けそうになりながらも戦って死ぬことを選んだジャンたちの覚悟が伝わってくる良いエピソードでございました。
この作品のいい処はこれだけ壮絶な覚悟をした彼らが一瞬で死んで行く処でございまして、「無常」という言葉を見事に表現してくれている作品でございますねぇ。
訓練兵や後方の兵士と違って最前線へ自分の意志で向かう彼らでございますので、死に際してもこれまでとは違った反応を示してくれるのではないかと期待、…人の死に際を期待するのも変な話でございますねぇ(笑)