宇宙戦艦ヤマト2199 第3話『木星圏脱出』

火星軌道上で波動エンジンのワープテストを行ったヤマトだったが、目標の天王星軌道には至らず木星へと引き寄せられてしまい、というお話。
ワープテストと木星の浮遊大陸のエピソードでございましたが、今回も「もったいをつける」といった演出は控えめ。
出渕さんにとってはあまり重要ではないのかもしれませんが、ワープが成功するか失敗するか(もちろん作品としては成功するに決まっているのですが)といった緊張感を演出するためにあの無駄に見えた「引っ張り」があったわけで、…そんなこと出渕さんが知らない訳ないしなぁ(笑)
聴いたところによりますと、テレビ版は元ソースである劇場公開版を所々カットしているようなので、この辺の不満は元ソースを視聴すると解消されるのかもしれません。
今回もオリジナル版の細かい手直しが加えられておりましたが、ワープ中制服が透けたのなら何故森雪の下着は透けなかったのかと!(笑)
「電影クロスゲージ明度20!」
…燃えるなぁ(笑) 当時はネットもなくもちろんアニメ雑誌なんてものもございませんでしたので富山敬さんの台詞は「でんえいくろすげーじめいどにじゅう」という言葉でしかなく、それがどういう意味でどういった漢字を使うのかも分からなかったのですが、語感がカッコよく感じられたものでございます。
おっさんが今の厨二病決め台詞を笑えないのは「根が一緒」ということかと(笑)
さすがの出渕監督も第三艦橋の扱いには苦労したようですね(笑) あのスピードと角度で浮遊大陸に着陸したなら第三艦橋が無事なはずございませんが、あの存在はこの作品唯一にして永遠の謎なのかもしれませんね。