マギ 第24夜『堕転』

アル・サーメンの本当の目的はアリババを黒いルフの王にしようとする事だった、というお話。
暗黒面堕ちももう多く語られておりまして新味がなくなったよなぁ、と。
ソレに関して書きますと、キリスト教的と申しますか「一神教」の世界では何の違和感もなく受け入れられ之でしょうが、多神教のこの国に住んでおりますと悪神も神様であったりいたしまして、善悪は人の心の持ちよう受け止めよう次第であって、そもそも暗黒面という位置付けがよく分からなかったり(笑)
人はそれぞれ拠って立つ場所があり、ある者にとってそこは悪であっても別の者が見た時そこは善だったりすることもございます。…この融通無碍さが人間の本質を表していると考えておりまして、多神教の国に生まれて良かったな、と(笑)
どうも私はこの作品に対して間違った先入観を持っていたようでございまして、シンドリアでの戦いの爽快感好みなのですが迷宮内のアリババたちの戦いには閉塞感しか感じられませんで萎え気味。
冒険ってどんな困難があってもひたすら前向きであって欲しかったなぁ。悩みながら成長するのは当然なのですが、悩む前に全力疾走してこそ若者たちの冒険譚ではないかと考える次第でございます。
次回最終回。