さくら荘のペットな彼女 第3話『近すぎて遠い…』

ましろの経歴を知り、何者でもない自分を省みた宙太は焦りを覚える。ささくれ立った気持ちのまま売り言葉に買い言葉で三鷹と口論した宙太は、さくら荘を出て行くと宣言する、というお話。
才能があっても努力するましろとただ悶々として立ち止まっている宙太の対比でございましたが、創作者としては宙太はましろを見習わなければいけませんねぇ。
やる前に悩む人は結局何も生み出さないんじゃないかと。
とはいえ若者に足りないものは「自信」でございまして、そういう部分は丁寧に描かれていたと思います。そしてそれは「恋愛」にも通じるわけで、創作者として前を行く三鷹先輩も「恋」には臆病な若者として描かれておりましたね。
恋と将来を同時に語る作品になりそうでございますが、努力だけでは埋めきれないものがそこに横たわっておりまして、さてどういう展開が待ち構えているのか楽しみでございます。