絶園のテンペスト 第三幕『できないことは、魔法にもある』

鎖部一族で左門の部下の魔法使い・鎖部夏村と戦う真広だったが力の差から窮地に陥る。葉風から鎖部の魔法のことを教えられた吉野はそんな真広を助け出そうとして、というお話。
「鎖部の魔法」とございましたが、他の魔法使いにつきましては言及されておりませんでしたのでこの作品世界に存在する魔法はこれだけという認識でいいのかな?
攻撃魔法なし、自然の理に背く魔法なしということらしいのですが、これは結構きつい「縛り」でございますねぇ、イイヨイイヨ(笑)
「厨二的」もののイケナイトコロは無尽蔵且つ後出しでなんでもアリにしてしまう処でございまして、それでは作品が破たんしてしまうのが目に見えてしまうのでございます。
最初にキチンと出来る事と出来ない事を提示して下されば、以後は知恵と勇気(笑)で乗り越えるお話になるでしょうし、そこにお話の山場も作れるんじゃないかと考えております。
もっとも今回夏村さんもあの爆発と落石でも生きていたのですから、ほぼなんでもアリなんですけどねぇ(笑)
愛花殺しの犯人は鎖部の魔法使いであることが確定したようでございますが、実はおっさん吉野くんじゃないかと考えていた事は内緒です(笑)
彼女の死が絶園の樹の復活と関係しそうですが、さて?