坂道のアポロン #11『レフト・アローン -Left Alone-』

姿を消そうとした千太郎を薫は全力で止める。「逃げるな」という薫の言葉に踏みとどまった千太郎。帰ってきた父親の「子供が親に遠慮するな」という言葉に救われ千太郎は日常へと還り、学園祭に向かって練習を再開、律子をボーカルに迎えて幸せなセッションが訪れようとしていたが、というお話。
誰も千太郎の悲しみに気が付いてやれず、ようやくそこへ薫がたどり着いた時には千太郎の心はもっと遠くへ行ってしまったのでございましょう、もうジャズでも友でも「神」でも救えない遠いところへ。
千太郎を今の場所に引き留めておく「絆」というものが切れてしまった以上、彼は何処かへと流れて行くしかないのかもしれません。
千太郎も薫も律子も、そしてこの作品も何処へ向かうのでしょう?次週最終回でございます。