アクセル・ワールド #8『Temptation;誘惑』

春雪の前にドロッセルお嬢様とゲデヒトニスが現れた!
…違います(笑)
まあでも今回の「シルバー・クロウVSスカーレット・レイン」のアクションシーンは楽しませていただきましたので、それだけで十分でございます。
あれで春雪の必殺技がもう少し格好いいものであれば、もっと「燃え」たのですが、今回は「負け」ないといけないのですからあれでいいのかもしれませんね。
この作品は登場人物の設定も作品世界の描かれ方も良く作り込まれておりまして、作品としての不満は全くないのですが、あえて重箱の隅をつつきますと「彼らはサイバー空間で何をしたいのか」という部分に共感が持てないことでしょうか。
共感と申しましょうか、目的がよく分からない。「その先」へ行きたいというのは分かるのですが、行くとどうなるのか。成長したいのか今までの自分と決別したいのか。
それこそが本作最大のテーマであり、これから描かれるものだという事は理解しているのですが、それは「仮想空間」で完結していいものなのかといった処に釈然としないものを感じている次第でございます。
「仮想空間」で得たものが「現実」での春雪(に限らず)の成長の糧になっているといったものがもっと多く描かれるとよろしいんじゃないかなぁと、…本当に重箱の隅なんですけどね(笑)
こういったことをこの段階で書きますと、いつものように恥をかく事になりそうで怖いです(笑)